2011/01/09(日)FusionPCBにてはじめての基板発注
2011/01/10 00:24
ちょっと前にFusionPCBという基板を製作してくれるサービスを知りました.
ここを利用すれば,5cm*5cm*10枚で20ドル,10cm*10cm*10枚で40ドルで二層基板を製作することが出来ます.これは大変に安価ですね.
前々から私は基板発注に憧憬の念を抱いていたため,必要そうだった基板をでっちあげて発注してみました.今回はその記録です.
ファイル出力
設計はMBEで行いました.
「File」→「Export CAM data」→「Gerver」として画面を開き「PLS,STC,CMP,SOL,STS,PLS,DRL」の7つにチェックを入れてガーバーファイルを出力します.
提出するファイルの拡張子が指定されてるみたいだったので,その後
書き換え前 | CMP | SOL | STC | STS | PLC | PLS | DRD |
---|---|---|---|---|---|---|---|
書き換え後 | GTL | GBL | GTS | GBS | GTO | GBO | TXT |
ドリルのレイヤーで.DRIというファイルも一緒に出力されてくるのですが,これは無視して提出しても大丈夫でした.
なお,基板の外形はシルク印刷のPLC,PLSあたりのレイヤーで書いておけば大丈夫のようです.
念のため提出の前にはGerbvなどのソフトできちんと出力できているか確認しておきましょう.
発注
手順としてはこちらで説明されている通りでした.1. ショッピングサイトでFusion PCBサービスを購入する情報を補足するとすれば,ガーバーファイルを送るときは別に小粋な挨拶など必要なく,ぶっきらぼうにzipでまとめたファイルを送りつけるだけでもちゃんと対応してくれたよということくらいでしょうか.
2. オーダー番号がメールで送られてくる(from order@seeedstudio.com)
3. オーダー番号をメールのタイトルに入れて、ガーバーファイルを pcb@seeedstudio.com に送る
4. デザインルールにマッチしていれば4日~6日で基板が発送される
Fusion PCBに発注。- なんでも作っちゃう、かも。
speeedstudioさんの懐は深いです.
待つ
ガーバーファイルを送ったら後はわくわくしながら待つのみです.私の場合だと以下のような日程で作業が行われました.年越しを挟んだにしては早いでしょうか?
- 2010/12/15 注文
- 2010/12/15 ファイル送信
- 2010/12/17 受け付けたよメール受信
- 2010/12/21 基板発送
- 2011/01/06 基板到着
勝手に面付けしてくれる訳ではなく、テキトーにおまけが付くくらいの感じみたいです。。
今回5cm*5cmコースで注文を行ったのですが,料金は送料込みで2032円.
このお値段ならどんどん発注できますね.凄い時代が来たものです.