2010/09/24(金)ダイソーのリュータの修理、ついでに改造

2010/09/24 17:45 工作nucho
100924-122425.jpg

ダイソーには定格3Vで600円のものと定格6Vで800円のものの二種類のリュータが売っています。
このうち写真の800円のリュータはお尻が内径2.1mm、外径5.5mmのDCジャックであるため、電池だけでなくACアダプタが使える点が便利です。
併せて色んな種類のビットが揃えてあり、特にダイアモンドカッターなんかはプラスチックケースの加工なんかで重宝します。

ちょっと前に購入し便利に使っていたんですが、やはり安物であるためか4,5回使っただけでウンともスンとも言わなくなってしまいました。
調べてみたところ分解してモータの取替えなんかもできるようでしたので、今回は修理ついでにパワーアップを図ってみたという記事です。

10/5追記
またモータが壊れました(;;)
定格6Vが意外と高いのかなぁ…。まぁ仕組みが単純なので壊れてもまたすぐ修理できるのですけれど。

分解

100924-123943.jpg

サクッと割りましょう。
側面が接着されていますが、頭の切れ込みに無理やりマイナスドライバーを挿してバキバキと切断していけばやがて真っ二つになります。


100924-124537.jpg

機構の部分です。
モーターの端子がボディ自体に半田付けしてあって、スイッチを下ろすと板ばねがそのボディに押し付けられて電源が入るという仕組みなようです。
初めて見ましたがよくある配線なんでしょうか。凄い経費削減。

電池に繋いでも回らなかったので、動かなくなったのはこのモーターが故障してしまったのが原因なようです。
定格で動かしてたんだけどなあ…。


100924-125603.jpg

さらに分解します。モーターを取り外してプラスチックの部品も外しましょう。
モーターにはベタベタの両面テープが貼ってあって、手に糊がくっつくと不快な気分になることに注意です。
プラスチックの部品はちょっと固いですが、ペンチでグリグリやってたら引っこ抜けました。

モーター取替え

100924-132204.jpg

取替えといってもコンデンサや配線を半田付けして組み付けるだけです。
取り替えるモーターはミニ四駆にハマっていた10年ほど前のものを引っ張り出してきました。
こちらのサイトによるとトルクチューンモーターは中々成績が良く、パワーアップが期待できますね。
必要ないかもしれませんが、元のようにモーターの裏に両面テープを貼り付けて固定しました。

100924-132914.jpg

また壊れるんじゃないかと心配なので、次の分解がしやすいようにケースの固定はビニールテープです。何だか包帯のイメージ。
アダプタを挿して電源を入れると元気に回りだし、無事に修理と改造が完了しました。

使ってみて

確かにパワーアップした感じがあります。
以前はアクリルを削る程度でも引っかかってモーターが止まっていたのが止まりづらくなりました。
また、回転数が元よりも少なくなったのかちょっと低めの音になって騒音も抑えられてます。

勿論ちゃんとした高いリュータには敵わないでしょうけれど、この値段と簡単な改造にしては中々の性能でしょう。
仕組みがとても簡単で壊れてもすぐ修理できますし、安くリュータを手に入れたい方は改造込みで試してみるのもいいんじゃないかと思います。