2010/09/22(水)G-Simpleを使ってみた
2010/09/22 18:20
Free CAMでいこう!というサイトで詳しく説明されています。
以前までは2D CAD+JMM-TOOLという組み合わせで加工を行っていたのですが、
- 複雑なポケット加工をするためにはGコードを分けなくてはならない
- たまにMach3で読み込めない?
G-Simpleを使えばこれらの欠点を解決できるかなと思って少し使ってみましたので、メモ書き程度に感想を残しておきます。
全く専門家ではないので、たぶん勘違いがあるということを前置きしておいて(^^;
CAD機能
原点の設定以外は基本的にはマウスをあまり使わず座標を打ちこんで図形を書いていきます。
最初ちょっと使いづらいかなと思ったんですが、慣れるとシンプルで割り合い使いやすく感じました。
2DCADですが、Viewがいくつかあって厚さも見れるので2.5D CADみたいな感じで使えるかもしれません。
DXFファイルのエクスポート、インポートができるので、他のCADとの連携もできます。
CAM機能
設定がやや多いですが、設計データからエンドミルの直径などを考えたツールパスを出力してくれます。ただ、ホビーCNCというよりマシニングセンタ*1向けのCAMのようで「設計したものを削りだす」というよりはブロックから「ワーク材の上のものを彫る」というイメージのようです。
そのため、中々効率の良いGコードを出力させらなかったり、切り出しのつもりで書いた加工よりも後に穴あけなどを行ってしまったりで、Gコードを編集して加工の順番を変えるなどの工夫が必要になります。
とはいえフリーにもかかわらず複雑な2.5D加工でもきちんと出力してくれるのでそこは大助かりですね。
設定をちゃんとすれば課題と考えている点ももっといい感じになるんじゃないかとは思うんですが…。
ちなみにGコードの編集は上の様な加工するオブジェクトの順番を変えるプログラム*2を作って行いました。
おそらくバグ有りですが、万が一必要な人がいた場合のためにここに置いておきます。
加工の順番を変更するだけなので、順番によってはエンドミルが折れたりして事故の原因になります。
責任はとれませんのでシミュレーションなどして十分注意してください。
(9月24日追記)
部分的なGコードが欲しい場合があったので、削除機能を追加しました。
CAMに関しては正直まだよくわかってない部分も多いです。。。
ただ簡単な加工に関してはシェアウェアだけあってJMM-TOOLの方が早くて量産にも向いている気はします。
他に何かわかったら追記します。
作ったもの
蛇足気味ですがこれが作ったものです。G-Simlpeで設計し、Sable-2015で削りました。
このPSDのマウンタ…のつもりだったんですが、寸法ミスではまらず…orz。
作り直さなきゃ…。