2010/07/04(日)mbedでZY-FGD1442701V1を動かしてみた その2

2010/07/04 22:52 mbednucho
前回の続きでZY-FGD1442701V1に画像を表示してみました。

SDカードまたはmbedのフラッシュメモリから16bitビットマップ画像を読み取るということをしています。
16bitビットマップ画像(R5 G5 B5)はこちらを参考にGimp2を使って準備しました。

動かしてみたところ

100703-213115.jpg
  
100703-205336.jpg

色数が65536色だけあって、表示は思っていたよりもずっと綺麗です。

回路図

ZY_FGD1442701V1_sample2.PNG

相変わらずカオスな回路図ですみません…。
SDカード、液晶共にVccはmbedのVoutと接続しています。
mbed内のフラッシュメモリを使う場合はSDカード部分は必要ありません。

プログラム

SDカードから読み込みをする場合
ZY_FGD1442701V1_sample2

mbedのフラッシュメモリから読み込みをする場合
ZY_FGD1442701V1_sample2_local
今回のプログラムはここに置いておきます。
SDカードまたはmbedのフラッシュメモリ内に作成したビットマップ画像をsample.bmpという名前で置いておけば液晶に表示されるはずです。

処理について

単純に、ビットマップ画像を2ビットずつ読み込んで、液晶に2ビット送信して…という処理をしています。

初期化はデモプログラムの時とほとんど同じですが、そのままだと画像が反転して表示されたので
    WriteCOM(0x36);//MV,MX,MY,RGB
    WriteDAT(0xC8);
の部分を
    WriteCOM(0x36);//MV,MX,MY,RGB
    WriteDAT(0x88);
とだけ変えました。
このへんの詳細はデータシートのP60あたりに載っています。

また、16bitビットマップの取り扱いについてはbeizのノート@ ウィキさんを参考にさせて頂きました。
参考というかそのまま(^^;

処理時間

初期化に860ms表示に763msかかっていますが、beizのノート@ ウィキさんに載っているように液晶への書き込みをバッファリングしたら、さらに高速化できるものと思われます。

2010/07/01(木)mbedでZY-FGD1442701V1を動かしてみた その1

2010/07/01 23:18 mbedimportnucho
ZY-FGD1442701V1とはaitendoで売られている1.44インチTFT液晶モジュールです。
3.3V単一電源で駆動できるほかデモプログラムも用意されているため、とりあえず動かして見るといったことが簡単にできます。
また、キャリーボード付きで1200円と非常に安価という特徴もあります。

ちょっと前に買って積んだままになっていたものを見つけたので、mbedを使って動かしてみました。

動かしてみたところ

100701-131252.jpg

ひどい写真だ…。
画面いっぱいに赤色を表示させています。

回路図

ZY_FGD1442701V1_sample.PNG

mbedも駆動が3.3Vなので、とてもシンプルな回路図となりますね。

プログラム

ZY_FGD1442701V1_sample
mbedにはBusOutというライブラリが用意されていて、今回はこのライブラリを使用しました。
この例のようにバイト単位で出力を行うときなど、繋ぐピンを意識せず処理を行うことができるので非常に便利です。


今回はとりあえずデモプログラムをmbed向けにほんの少しだけ書き換えただけです^^;
次回は16bitビットマップ画像をSDカードから読み込んで表示させてみたいと思います。

2010/06/26(土)GSM W-SIMを試してみた

2010/06/27 02:25 HYBRID W-ZERO3importnucho
HYBRID W-ZERO3はGSM W-SIMを購入することで、GSM圏の海外で契約したSIMカードを使うことが出来ます。
これにより番号などは変わってしまいますが、ローミングなどを利用する場合と比べて、海外で安価に通話や通信を行うことが可能です。

シンガポールに行く機会があり、せっかくなので現地でプリペイドSIMを契約してGSM W-SIMでパケット通信まで試してみました。
それに当たってこちらのサイトを参考にさせていただきました。

設定方法

通話とSMS

まず、プリペイドSIMを購入します。
私の場合はパケット通信をするつもりだったので、パケット代の安いStathubでSIMを購入しました。
参考にしたサイトによるとStarhubはサポートが良くないらしいので、パケット通信をするつもりがない場合は別の会社で購入した方が良いのかもしれません。

次に、W-SIMをGSM W-SIMに入れ替え、さらにプリペイドSIMをハイブリさんに差し込みます。
そして説明書に従ってアクチベーションすれば通話とSMSが利用できるようになります。
私の場合はアクチベーションはお店のお姉さんがやってくれたので、ここの設定方法は実はよくわかりません^^;

パケット通信

パケット通信を行いたい場合はさらに設定を行う必要があります。
「スタート」「接続」「接続」から接続の設定画面を開き、「既存の接続を管理」にいきましょう。
すると以下の画面になります。


20100624125310.jpg

「自動選択」のラジオボタンを選択し、下の「追加」ボタンを押しましょう。


20100624125427.jpg

接続名に判別しやすい名前を入力し(ここではstarhubとしました)、モデムの選択でW-SIMを選択しましょう。


20100624125504.jpg

国番号+電話番号を設定します。
シンガポールの場合は、ここで65+契約した自分の番号を入力します。


20100624125614.jpg

これは契約した会社によって異なります。
Starhubの場合は
ユーザー名:star
パスワード:hub
ドメイン:shwap
と設定します。
このような設定でパケット通信を行うことが出来るようになりました。


以上、GSM W-SIMを使用してみたときの記録でした。
海外で普段使っている携帯がそのまま使えるのは、やはり嬉しいですね!

2010/06/10(木)ハイブリさんに英和辞書を入れてみた

2010/06/11 01:35 HYBRID W-ZERO3nucho
ハイブリさんが電子辞書としても使えると素敵だなあと思ったので、EBPocket freeを使って英辞郎(1980円)を導入してみました。
以下にその手順をメモしておきます。
  • 購入とデータ変換
    • 準備
    • 外字と出力先の設定
    • 辞書の登録
  • HYBRID W-ZERO3の設定
    • 作成した辞書ファイルの移動
    • EBPocketのインストールと登録

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